1993年度本試験第1問 C - 問1
文強勢問題 (配点 2)

第1問 次の問い(問A~C)に答えよ。 (配点 20)

C 次の問い(問1・問2)の対話において, ①~④のうちから, ふつう, ほかの三つと異なり, 強く発音されないものを一つずつ選べ。

問1  9 

A: Say, Janet, would you like to go to the beach tomorrow?

B: I wish I could, but I've got to ①work.

A: That's too bad. Is it for the ②whole summer.

B: No, it's just a temporary ③job, only for a week. Let's go some ④other time.



正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)

スポンサーリンク
















[正解と解説]
正解は③のjobです。

もっとも強く発音されるものを選ぶのではなく、強く発音されないものを選ばなければいけない問題です。文強勢問題は、強く発音する単語を選ぶ問題がほとんどだと思います。

普段であれば、すぐ気づくと思いますが、本番の試験ですと緊張したり、あせったりしていて、思い込みで強く発音するものを探してしまう可能性もないとは言えません。問題文は落ち着いてゆっくり読んで、問題文指示を正しく把握することが大事だと思います。問題文を多少ゆっくり読んだとしても、時間のロスはそんなにないと思います。

①のworkですが、Aにビーチに出かけようと誘われたのですが、断っています。その具体的な理由が「work(仕事をすること)」ですから、強く発音して断る理由を伝えます。

②のwholeは、Bが仕事でいけないという返答したことに対して、その仕事をする期間が夏のどのくらいの期間なのか、夏の間「ずっと」なのか?と、具体的な期間を質問する語ですので、強く発音します。

④のotherは、明日ではなく、また「別の」機会にと、時期を特定する語になりますので、強く発音します。また今度行こうねという時に「今度」をもっとも強く発音するのと同じ感じですね。

③のjobは、workを言い換えた語で、すでに仕事の話は出ており、強く発音する必要はありません。仕事が夏の間「ずっとではなく」、「temporary(一時的)」なんですよと言うことを伝えたいので、この文では、jobを修飾している「temporary(一時的な)」がもっとも強く発音されます。よって、③のjobが正解になります。

[問題文の和訳(直訳調)]
A: Say, Janet, would you like to go to the beach tomorrow?
ねえ、ジャネット、明日ビーチに行きませんか?

B: I wish I could, but I've got to work.
ビーチに行ければいいのだけど、私は仕事をする必要があります。

A: That's too bad. Is it for the whole summer.
それは残念です。それは夏の間ずっとあるのですか?

B: No, it's just a temporary job, only for a week. Let's go some other time.
いいえ。それはほんの一時的な仕事で、1週間だけです。いつかほかの時に行きましょう。



[単語・熟語の意味]
say [意味] ねえ、ほら
would you ~ [意味] ~してくださいますか?
wish [意味] ~であればいいのに(仮定法過去)
have got to do = have to do [意味]  ~しなければならない
that's too bad [意味] それは残念だ
whole [意味] ~中
temporary [意味] 一時的な
some other time [意味] いつかほかの時に

スポンサーリンク


次の問題(第1問 C-問2)に進む
1993年度本試験の目次ページに戻る
1993年度の目次ページに戻る
トップページに戻る
このHPにある単語、問題を検索できます
"1990本試験第2問A"、"have 使役"など

利用条件 | 免責事項 | 広告とクッキー