第2問 次の問い(A・B)に答えよ。 (配点 40)
A 次の問い(問1~14)の空欄 (
10 ~
23 )に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。
問8 "I heard you were invited to the President's party."
"Yes. I was surprised at how easy the President was
17 ."
① for talking ② talking to ③ to talk ④ to talk to
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は④のto talk toです。
問題文の2文目はかなり難易度が高い文の構造をしてますね。
正解は④のto talk toなのですが、正解の選択肢を入れて、節全体について解説したいと思います。この文は感嘆文と「S is + 形容詞 + to 不定詞」の形式の文が含まれています。
how easy the President was to talk to
まずは感嘆文です。通常文の形「S(主語) + V(動詞) + 形容詞」を感嘆文にするために、howを伴った形容詞が主語の前に来ています。
通常文
S(主語) + V(動詞) + 形容詞
the President + was + easy [to talk to]
感嘆文
How + 形容詞 + S(主語) + V(動詞)
how + easy + the President + was [to talk to]
次に、「S(主語) +is + 形容詞 + to 不定詞」の形式の文です。easyやhardなどの形容詞が用いられて、この形式の文になった場合、S(主語)が「to 不定詞」の目的語の働きをします。
S(主語) +is + 形容詞 + to 不定詞 (S(主語))
the President + was + easy + to talk to [the President]
問題文の場合は、「to 不定詞」の動詞は「talk」で、「talk」の目的語は「the President」です。talkが人と話すという意味になる場合、自動詞で前置詞の「to」か「with」を取ります。
the President was easy to talkで終わりにして、前置詞をつけ忘れがちですが、あくまでも、S(主語)は目的語の役割を果たすため、talk to [the President]と、前置詞の「to」をしっかりつけなければいけません。よって、正解は④のto talk toになります。
easyやhardなどが入る「S(主語) +is + 形容詞 + to 不定詞」の形の文は、言い変えの問題で、センター試験など入試問題に登場することもあります。
「S(主語) +is + 形容詞 + to 不定詞」 = 「It is + 形容詞 to 不定詞 + 目的語」
(S(主語)と目的語は同じ語が入ります。)
問題文で言い変えをすると、以下のようになります。
「S(主語) +is + 形容詞 + to 不定詞」:the President was easy to talk to.
「It is + 形容詞 to 不定詞 + 目的語」:It was easy talk to the President.
この後半の文の「I was surprised at how easy the President was to talk to.」は、センター英語に出て来る文でも最高難度の文の1つではないかと思います。
[問題文の和訳(直訳調)]
"I heard you were invited to the President's party."
私はあなたが大統領のパーティーに招待されたと耳にしました。
"Yes. I was surprised at how easy the President was to talk to."
はい。私は大統領に話しかけるのはなんて容易なんだ(大統領はなんて話しかけやすいんだ)と驚きました。
[単語・熟語の意味]
invite [意味] ~を招待する、招く、招聘する、誘う
president [意味] 社長、(しばしばthe Presidentで)大統領
surprise [意味] ~を驚かす、びっくりさせる、~の不意(意表)をつく
be surprise by(at) [意味] ~に驚く、びっくりする
easy [意味] 容易な、易しい、やすい、たやすい、楽な、気楽な、簡単な
talk to [意味] ~に話しかける、~と話す、相談する