2000年度本試験第2問 A - 問1
文法・語法・熟語問題 (配点 2)

第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 46)

A 次の問い(問1~11)の  9  19  に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。

問1 "What's that song you're listening to ?"

   "You don't know ? It's 'Yesterday' by the Beatles. You  9  it befre !"

① hadn't heard     ② might hear
③ must've heard     ④ shouldn't hear


正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)

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[正解と解説]
正解は③のmust've heardです。

①のhadn't heard(had not heard)は過去完了形です。過去完了は過去のある時点において、その時点から以前に起こった事や経験を表す表現です。今現在会話をしているのに、過去のある時点でのビートルズを聞いた経験を言うのはおかしいですので、選択から外れます。現在完了(have not heard)であれば、正解になると思います。

②のmight hearは、正解かどうか一番迷う選択肢ではないかと思います。mightはmayの過去形ですので、「聞いたかもしれなかった」という意味になりそうですが、「S(主語) + might + 動詞の原形」の形で「~かもしれなかった」という意味の使われ方をすることはまれで、ほとんどの場合、「mayの控えめな表現、現在の推量」の意味として使われます。よって、「聞いているかもしれない」という意味になり、beforeとの整合性がとれませんので、選択から外れます。

④のshouldn't hearは「聞くべきではない」もしくは「聞いたことがないはずだ」という意味になり、この会話の内容に合いませんので、選択から外れます。

③のmust've heard(must have heard)は、「must + have + 現在分詞」の形で、「過去の事柄に対する確信」を表します。「聞いた(ことがある)に違いない」という意味になり、内容的に最もふさわしく、③のmust've heardが正解になります。

[問題文の和訳(直訳調)]
"What's that song you're listening to ?"
「あなたが聞いているその歌はなんですか?」

関係代名詞が含まれている文です。関係代名詞の省略をなくすと下の文のようになります。
"What is that song which you are listening to ?"

文を2つの文に分解すると、下の文のようになります。
What's that song ?
you're listening to that song.

"You don't know ? It's 'Yesterday' by the Beatles. You must've heard it befre !"
「あなたは知らないんですか?それはビートルズによる”イエスタデイ”です。あなたは聞いたことがあるに違いないです。」

[単語・熟語の意味]
must + have + 現在分詞 [意味] ~したに違いない、~であったに違いない

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