第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 38)
B 次の問い(問1~3)の会話の
17 ~
19 に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。
問1 Osamu: It's very hot and humid today. Will it be any better tomorrow?
Betty: I heard that it's going to be even worse!
Osamu:
17
① I'm sorry that it's going to be cooler.
② That's too bad. I like humid weather.
③ It's a shame that it's so dry.
④ Oh, no. I'm planning to go hiking.
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は④のOh, no. I'm planning to go hiking.です。
問題の英文に出てくるすべての単語を知らなくても、全体の内容を大まかに把握できれば回答できる問題だと思います。意味のわからない単語が出てきても焦らないことが大事だと思います。
おさむはまず、It's very hot and humid today.「今日は暑くて、humidだね」と発言しています。次に、 Will it be any better tomorrow?「明日はよくなるの?」と言っています。この2つの文で、会話の話題が天候のことだということがわかると思います。
注目する単語は「better」です。betterは比較級ですから、何かと何かを比較しているはずです。ここでは、「今日は暑くて、humidだけど、明日はよくなるのかな?」と、明日の天候と今日の天候と比較しています。この比較で、おさむが今日の天候を不快に思っていることがわかると思います。
ベティは、I heard that it's going to be even worse!「明日はさらに悪くなるって聞いたわよ!」と答えます。おさむは、天気がよくなることを期待していたのに、さらに悪くなるということをベティから聞きます。
次のおさむの発言は、落胆や不満を表現する発言になると予想がつくと思います。
選択肢を見ると
①I'm sorry that it's going to be cooler.
「もっと涼しくなるだろうことを残念に思う」
ベティは暑くなるって言ってるのに、おかしな発言ですね。
②That's too bad. I like humid weather.
「それはほんとにやだなあ」。ここまでは文意に合った内容だと思います。次の文で「humidな天気が好きなのになあ」と言っています。先ほど説明したように、今日の天候(It's very hot and humid today.)を、おさむは不快に思っていたはずです。
よって、この発言は文意に沿った発言ではないことがわかると思います。humidの単語の意味がわからなくても、全体の内容を把握することができれば、正解を導き出すことはできると思います。
③It's a shame that it's so dry.
「そんなに乾燥するなんて、shameだなあ」と言っています。乾燥なんて表現は会話に一度も出てきていません。ただ、shameの単語の意味がわからないので、とりあえず保留にします。
④Oh, no. I'm planning to go hiking.
「なんてことだ。ハイキングに行く計画をしているているのに」と言っています。天気が悪いことに対して落胆している発言です。話の流れにぴったりな発言です。よって、正解は④のOh, no. I'm planning to go hiking.になります。
humidは「湿気の多い、多湿の」という意味です。it's a shameは「残念なことだ」という意味になります。
[問題文の和訳(直訳調)]
Osamu: It's very hot and humid today. Will it be any better tomorrow?
おさむ:今日はとても暑くて、蒸しますね。明日は少しはよくなるでしょうか?
Betty: I heard that it's going to be even worse!
ベティ:さらに悪くなると聞きました。
Oh, no. I'm planning to go hiking.
おさむ:なんてことだ。私はハイキングに行く計画を立てているんです。
[単語・熟語の意味]
humid [意味] 湿気の多い、多湿の
any [意味] いくらかは、少しは
Will it be any better tomorrow?
この文でのanyは、疑問文、否定文、ifやwhether節などで、補語の形容詞や副詞の比較級を修飾する意味で用いられています。
even [意味] さらに、なおさら
I heard that it's going to be even worse!
この文でのevenは、比較級をさらに強める意味で用いられています。
shame [意味] 恥ずかしさ
it(that) is a shame [意味] 残念なこと、遺憾なこと