2005年度本試験第2問 A - 問10
文法・語法・熟語問題 (配点 2点)

第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 38)

A 次の問い(問1~10)の  7  16  に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。

問10 David was badly injured in the accident. If only he had left home five minutes earlier, he  16  involved in it.

① was            ② was not
③ would have been      ④ would not have been


正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)

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[正解と解説]
正解は④のwould not have beenです。

前半の文は過去形ですね。「デイビッドが事故でひどいけがをした」という意味になります。

続く後半の文の前半の節は、if onlyから始まっています。「if only」は、「ただ~でありさえすれば」という意味になります。「leave home」は「家を出る」という意味ですので、前半の節全体で「彼は5分早く家を出ていさえすれば」という意味になります。

後半の節のinvolveは「~を巻き込む」という意味があり、受動態(受身)になると、「be involved」で「巻き込まれる」になります。in itのitは「the accident」のことです。

①のwasが空欄に入ると、「彼はそれに巻き込まれた」という意味になり、前半の節と意味の整合性が取れませんので、選択から外れます。

②のwas notですと、「彼はそれに巻き込まれなかった」と、実際に事故に巻き込まれているのに、巻き込まれなかったことになってしまいますので、選択から外れます。

③または④が空欄に入った場合、「If + S + had + 過去分詞, S + 助動詞の過去形 + have + 過去分詞」の形になり、「仮定法過去完了」の文になります。「仮定法過去完了」は、過去に起こった事実とは違う、過去についての仮定を表す表現で、「もし~だったならば、~だっただろうに」などの意味になります。

③のwwould have beenが空欄に入ると、「(実際には巻き込まれなかったが)彼はそれに巻き込まれただろうに」と、実際に事故に巻き込まれているのに、事故に巻き込まれることが仮定のことのような表現になってしまいますので、選択から外れます。

④のwould not have beenが空欄に入ると、「5分早く家を出てさえいれば、事故に巻き込まれなかっただろうに」という意味になり、文意に合いますので、④のwould not have beenが正解になります。

[問題文の和訳(直訳調)]
David was badly injured in the accident. 
デイビッドはその事故でひどいけがをしました。

If only he had left home five minutes earlier, he would not have been involved in it.
彼は5分早く家を出てさせいれば、彼はそれ(その事故)に巻き込まれなかったでしょうに。

[単語・熟語の意味]
badly [意味] ひどく、非常に、大変、とても、まずく、悪く、へたに
injure [意味] ~を傷つける、害する、~にけがをさせる、損害を与える
accident [意味] 事故、偶然、偶然の出来事
if only [意味] ただ~でありさえすれば、せめて~ならよいのだが
leave home [意味] (自)家を出る
earlier [意味] 前に、以前に、より前に、より早く
involve [意味] ~を巻き込む、必要とする、伴う、含む、参加させる、関係させる

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