第1問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 16)
C 次の問い(問1~3)において, 話者が
太字で示した語を特に強調して発音した場合, 話者が伝えようとした意図はどれが最も適当か。それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。
問3 It was the perfect birthday. A huge vase of
roses was in the middle of the dining table.
8
① I had never seen flowers there before.
② On the table was an unbelievably large vase.
③ My favorite flowers were on the dining table.
④ The vase was right in the center of the table.
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は③のMy favorite flowers were on the dining table.です。
各選択肢の文の意味は以下の通りです。
① 私は以前にそこで花を見たことがありません。
② テーブルの上に信じられないくらいの大きな花瓶がありました。
③ 私のお気に入りの花がダイニングテーブルの上に(活けて)ありました。
④ その花瓶はちょうどテーブルの中央にあった。
問題文は「完璧な誕生日でした。バラの(バラを活けた)大きな花瓶がダイニングテーブルの中央に置いてありました」という意味です。
この文でrosesが強調して発音されると言うことは、他の花ではなく「バラ!」が活けてあったことを強調する意図があります。この文だけですと、「roses」がよい意図を持って強調されたのか、悪い意図を持って強調されたのかは分かりませんが、前の文で「完璧な誕生日でした」とポジティブな内容の発言をしてますので、「roses」はよい意図を持って強調されたことがわかります。
私のお気に入りの花の「バラ!」がある!というような意図で、「roses」が強調して発音されたことが想像できます。選択肢の意味から考えて、「私のお気に入りの花がダイニングテーブルの上に(活けて)あった」という意味の③の「My favorite flowers were on the dining table.」が正解になります。
wasが強調して発音された場合は、①の意味など、なかったものがその時は「あったんですよ!」という意図を含むために、強調して発音された意図が見て取れます。
hugeが強調して発音された場合は、②の意味など、小さい花瓶でもなく、中くらいの大きさの花瓶でもなく、「大きな、巨大な!」花瓶があったんですよという意図を含むために、強調して発音された意図が見て取れます。
the middleが強調して発音された場合は、④の意味など、花瓶がテーブルの端ではなく、「真ん中に!」あったんでよという意図を含むために、強調して発音された意図が見て取れます。
[問題文の和訳(直訳調)]
It was the perfect birthday. A huge vase of roses was in the middle of the dining table.
完璧な誕生日でした。バラの(バラを活けた)大きな花瓶がダイニングテーブルの中央に置いてありました。
[単語・熟語の意味]
perfect [意味] 完全な、完璧な
huge [意味] 巨大な、莫大な
vase [意味] 花瓶
middle [意味] 真ん中の、中間の
dining table [意味] 食卓、ダイニングテーブル
unbelievably [意味] 信じがたいほどに、驚くほどに
favorite [意味] お気に入りの