第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 41)
A 次の問い(問1~10)の
8 ~
17 に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。
問3 My brother
10 have been very popular when he was a high school student. He still gets lots of New Year's cards from his former classmates.
① must ② ought to ③ should ④ would
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は①のmustです。
選択肢はいずれも助動詞で、選択肢が入る空欄の直後に現在完了形の「have been」が来ていますので、おなじみの「助動詞 + have + 過去分詞」の用法ですね。
「助動詞 + have + 過去分詞」の用法のコアの意味は、「現在から過去のことを推量すること」です。「現在から」というのがポイントの1つで、視点はあくまで現在にあります。
②のought toは、「ought to + have + 過去分詞」で「~すべきであったのに、おそらく~したはずだ、~だったはずだ」という意味になります。
③のshouldも、「should + have + 過去分詞」で「~すべきであったのに、おそらく~したはずだ、~だったはずだ」という意味になります。「ought to + have + 過去分詞」とほぼ同じ意味になします。
①のmustは、「must + have + 過去分詞」で「~したに違いない、~だったに違いない」
前半の文は「私の兄(弟)は高校生だった時、私の兄(弟)はとても人気があった~」と言う意味になります。後半の文は「彼はまだかつての同級生からたくさんの年賀状を受け取っている」という意味になります。
「ought to + have + 過去分詞」と「should + have + 過去分詞」の「おそらく~だったはずだ」の意味でも間違いではないと思いますが、話し手が兄弟であること、後半の文で、兄(弟)が人気者だった明確な根拠を示していることから、「must + have + 過去分詞」の「~だったに違いない」の方が、より適当な意味になると思いますので、①のmustが正解になります。ちょっともやもやしてしまう問題ですね。
この問題のように「助動詞 + have + 過去分詞」の用法は、センター英語の問題によく登場します。「助動詞 + have + 過去分詞」の種類と意味について、
「助動詞 + have + 過去分詞」の種類と意味の解説ページに、簡単にまとめてありますので、よかったらご覧になって下さい。
[問題文の和訳(直訳調)]
My brother must have been very popular when he was a high school student.
私の兄(弟)は高校生だった時、彼はとても人気があったに違いありません。
He still gets lots of New Year's cards from his former classmates.
彼はまだかつての同級生からたくさんの年賀状を受け取っています。
[単語・熟語の意味]
popular [意味] 人気のある、評判のよい
get [意味] ~を得る、受け取る
New Year's card [意味] 年賀状
former [意味] 前の、昔の、元の、かつての、以前の
classmate [意味] 同級生、級友