センター英語おすすめ本
センター試験英語過去問編
[センター英語過去問購入のすすめ]

センター英語の過去問題集は複数の出版社から出版されています。筆記試験、リスニング試験の過去問の収録数、過去問に関するデータ、解説の内容などに違いがあり、過去問の問題自体は当然同じですが、各出版社の過去問はそれぞれ特色があります。

実際に、過去本を書店で見比べてみたり、学校や予備校の先生方などにお勧めを聞いたりした上で、必ずどれか1冊は購入した方がよいと思います。
(センター試験の重要度が低い人、予備校や学校でセンター試験の対策をしっかりできて、自分で対策をする必要がない人は除く)

[1.大学入試におけるセンター英語の重要度] [2.センター英語の過去問購入の必要性] [3.問題集としてのセンター英語の過去問] [4.過去問を購入する時期と利用方法] [5.センター英語の過去問題集一覧]
[1.大学入試におけるセンター英語の重要度]

みなさんがご存知のように、国公立大学を受験する上では当然必要になりますし、現在では、多くの私立大学や公立・私立の短期大学も、入学試験の1つとして、センター試験を利用しています。

センター試験を受験して目標とする得点を取ることができれば、当然ですが、国公立大の2次試験が楽になります。

また、国公立大と私大両方を本命の大学にしている人は、私大の本試験の前に、センター利用で本命の私大に合格する機会を得ることになりますし、滑り止めの私大を受ける人は、センター利用でその私大受験をすれば、その私大の受験対策の勉強や受験の時間を本命の大学用に割くこともできます。

センター試験の中でも、センター英語は、リスニングを含めて配点が250点もあります。大学入試において、英語の得点の比重が高い大学が多く、センター英語で高得点を取ることができると、大学の合格に近づくことになります。

逆に、比重の高いセンター英語で得点を稼げないと、他の科目でカバーする必要があり、それはかなり大変なことです。

なぜ、大学入試において英語の比重が高いかというと、現在はグローバルに人や物・サービスが行き来する時代です。大企業だけでなく、中小企業も海外との取引が必要となってきています。

それは物やサービスを輸出する企業だけではありません。日本は、東京オリンピックが行われる2020年に、海外からの観光客を現在の年間2000万人から年間4000万人にすることを目標にして努力しています(今でも東京や大阪などの都市部や観光地に行くと、外国人観光客の方が最近多くなってきたなと、実感する人が多いと思います)。

そうなってくると、国内だけで物の販売や飲食物を提供しているお店も外国人に対応する必要が出てきます。また、国内の企業や人だけに物を作って売っている企業も、その材料や製品を調達する際に、以前にも増して海外から取り寄せる必要が出てきています。

日本でも国際共通語である英語習得の必要性が増してきており、2020年からは小学校でも英語が必修化されます。

こういった状況下であるため、企業の多くが英語ができる人材を求めていることや学生さんの方も英語をしっかり身につけたいと思っている方が多いことなどから、大学や短大も、英語の教育を今にも増して力を要れる必要が出てきています。

それは入学試験にも反映され、入学試験の英語の得点比率が上がることはあっても大きく下がることはなく、大学入試における英語の得点の比重が高さにつながってきます。

各大学や学部によっては、センター試験の点数自体の配点比率が低いところやセンター試験の科目ごとの配点比率を調整しているところもありますが、文系、理系問わず英語は重要科目ですので、センター英語の配点比率が高いところが多いです。

[2.センター英語の過去問購入の必要性]

購入する必要がある理由を端的に言うと、その準備・対策のためにセンター英語の過去問は、必須だと考えるからです。

センター英語の問題のページ数は年々多くなってきています。1990年の第1回のセンター英語の問題のページ数に比べると、最近の問題は、倍くらいのページ数になっています。

試験ですので、当然試験時間があります。限られた試験時間内に問題を解かなければなりません。どのくらいのペースで問題を解く必要があるのか、各設問の時間配分をどのようにすべきか、実際に何度も過去問を時間通りに解いてみて、考えたり、慣れたりしておく必要があると思います。

校内試験、模試やその他の試験などで、十分勉強して臨んだ試験でも、解答をすぐに導き出せない問題に引っかかってしまい、時間をロスして試験時間が足りなくなったり、そのことであせってしまい、自分の実力をはるかに下回る点数を取ってしまった経験がある人も多いと思います。

センター試験は一発勝負で、かなりの緊張感の中で試験に臨むことになります。問題に引っかかって時間をロスしてしまった時など、普段だと冷静に引っかかった問題を後回しにして、次の問題に進むことができるのに、緊張度が高い状況ですと、冷静さを失って、いつまでもその問題に時間をかけてしまう可能性がないとは言えません。

実際の試験時間通りに何度かセンターの過去問をやってみると、必ず引っかかる問題が出てくると思います。その際に、1問に何分くらいまでなら、時間をかけても余裕を持って最後まで問題を解く時間があるかだとか、引っかかっる問題は後回しにして次の問題を進むようにするかだとか、実際のセンター英語の問題で経験することはすごく大事なことだと思います。

事前に過去問でスムーズに行かなかった経験をして、対処法を考え、それを実践して慣れておくと、本番の試験で問題に引っかかったりするなどして、トラブルに見舞われた場合にも、慣れている分、冷静に対処できて、最後までスムーズに問題を解くことができると思います。

せっかく実力があるのに、時間が足らなかったり、あせってしまったりして、実力どおりの点数をとれないのは、一番くやしいことだと思います。

過去問が手元にあれば、自分の都合がよい時に、何度も時間通りに通しで問題を解くことができます。過去問の数をこなすためにも、センター英語の過去問は購入しておいた方がよいと思います。

[3.問題集としてのセンター英語の過去問]

センター英語の過去問を問題集として考えた場合、問題の質、量ともにかなり充実している上に、解答の解説も詳しめですので、高校英語の実力をつけるのに、打ってつけの問題集になると思います。

さらに、これだけの質と量がありながら、1000円程度で購入することができますので、コストパフォーマンスから考えても、非常によい問題集だと言えると思います。

[4.センター英語の過去問を購入する時期と利用方法]

センターの過去問は3年生になって、センター試験が近づいてから購入しようと考えている人が多いと思います。

英語が得意な人は、数年分を試験時間通りに通してやり、問題の量や傾向に慣れたら、後は、問題集感覚で、自分が弱い設問だけをやる感じで、センターの過去問を購入する時期は、自分に合ったタイミングでよいと思います。

一方、英語が苦手だったり、あまり得意でない人は、1、2年生時に、早めに購入してじっくりと腰を据えてやるのも1つの手だと思います。

まず、自分がどのくらいの点数を取れるのか通しで過去問をやってみて、仮に点数が取れなくても、本番の試験を受けるまでには充分時間がありますので、こつこつ文法などを勉強をしながら、1、2ヶ月に1回、過去問を解いてみると、取れる点数が上がっていくのが実感できると思います。

実際のセンター試験の過去問ですので、取れる点数が上がってくると、かなりのモチベーションになると思います。

長文問題は総合力が必要なので、実力がつくまで後回しにして、文法・語法などの短文問題だけを集中してやるのもよいと思います。

センター英語の問題は、入試に頻出かつ英語の習得に必要な文法、語法の知識を問う問題が数多く、各社の過去問はいずれも解説が充実していますので、試験時間通りに通してやって、できなかった問題を総合参考書と一緒に復習・理解してくと、着実に英語の実力がついていくと思います。

センター英語の各問題集には、各設問の傾向と対策、発音やアクセント問題の頻出単語、頻出の文法・語法の解説なども載っています。時間に余裕のある方は、問題を解く前に、まずじっくり目を通しておくことをオススメします。

市販されているセンター英語の過去問は、問題量が多く充実している分、重くてかさばると思います。持ち歩いたりするのも中々大変です。

そこで、表紙をはずして、各年ごとに切り離し、問題と解答をそれぞれ年度別にホチキスやクリップでとめて使うと、問題解いたり復習する際や持ち運ぶ際に、かさばらずに便利です。

せっかくきれいに製本されている本を破るような感じになってしまって気が引けますが、大学に合格してしまえば、過去問を使う機会はあまりないと思いますので、過去問を持ち運びたい人などは検討してみて下さい。
[5.センター英語の過去問題集一覧]
※2018年度最新版の情報にデータを更新しました。

[センター試験過去問研究 英語 (通称:赤本)]

[赤本の特徴]
・市販されているセンター英語の過去問の中で、問題収録数が最多です(25年32回分、筆記27回分+リスニング5回分)。数をこなして、センター試験の問題を利用して、文法や長文問題を勉強する方にオススメです。
・リスニング問題はもちろんCD-ROMもついていますが、それ以外にインターネット経由でスマホやパソコンで問題を聴くことができます。パソコンやCDプレーヤーがなくても、場所を選ばず、問題を解くことができます。

[赤本の書誌データ]
書名:
2018年版センター試験過去問研究 英語
(センター赤本シリーズ)
編者:教学社編集部 出版社:教学社
価格:950円(税込)

[赤本の収録問題]
筆記問題:
本試験:25回分
1993年度(平成5年度)~2017年度(平成29年度)
追試験:2回分
2015年度(平成27年度)~2016年度(平成28年度)

リスニング問題:
本試験:5回分
2013年度(平成25年度)~2017年度(平成29年度)
[大学入試センター試験 過去問レビュー英語
(通称:黒本)]


[黒本の特徴]
・市販されているセンター英語の過去問の中で、筆記の問題収録数が最多です。
・筆記の追試験の問題収録数も最多で、2006年度から2016年度まで11回分載っていますので、最近の過去問をたくさん解きたい方にオススメです。
・解答に各問のポイントとなる文法・語法事項などの解説が詳しく載っており、文法・語法が苦手な方は理解の助けになると思います。

[黒本の書誌データ]
書名:
2018大学入試センター試験過去問レビュー英語
編者:河合出版編集部 出版社:河合出版
価格:950円(税込)

[黒本の収録問題]
筆記問題:
本試験:17回分
2001年度(平成13年度)~2017年度(平成29年度)
追試験:11回分
2006年度(平成18年度)~2016年度(平成28年度)

リスニング問題:
本試験:2回分
2016年度(平成28年度)~2017年度(平成29年度)
[駿台 大学入試センター試験 過去問題集
英語 (通称:青本)]


[青本の特徴]
・本試験(筆記問題・リスニング問題)の得点別偏差値が載っています。自分の今の実力が、どのくらいの偏差値なのかわかるので非常に便利です。
・過去問の本のサイズが実際の試験用紙に近いサイズですので、問題がより見やすいですし、実際の試験を受ける感覚で問題を解くことができると思います。
・2017年度(平成29年度)の追試験の問題・解答解説が収録されています。直近の試験の追試験問題も解きたい方にオススメです。

[青本の書誌データ]
書名:
2018 駿台大学入試センター試験過去問題集英語
大学入試完全対策シリーズ
編者:駿台予備学校 出版社:駿台文庫
価格:1,000円(税込)

[青本の収録問題]
筆記問題:
本試験:6回分
2012年度(平成24年度)~2017年度(平成29年度)
追試験:4回分
2014年度(平成26年度)~2017年度(平成29年度)

リスニング問題:
本試験:2回分
2016年度(平成28年度)~2017年度(平成29年度)
[2018 センター試験過去問題集 英語
(通称:緑本)]


[緑本の特徴]
・リスニング問題の問題収録数が最多です。リスニング問題をたくさん解きたい方にオススメです。
・問題毎に正答率が載っていますので、問題の難易度がわかります。
・センターを利用している主要国公立大(174校)、私立大(22校)の、センター英語の合否判定ライン(ABC判定ライン)が載っています。
・ポイントとなる問題に、通常の解説に加えて、現役東大生のワンポイント解説が載っています。
・テレビCMでもおなじみの安河内先生などが、センター試験の傾向と対策について解説したDVDが付いています。

[緑本の書誌データ]
書名:
2018 センター試験過去問題集 英語
編者:東進ハイスクール・東進衛星予備校
出版社:東進ブックス
価格:950円(税込)

[緑本の収録問題]
筆記問題:
本試験:10回分
2008年度(平成20年度)~2017年度(平成29年度)
追試験:なし

リスニング問題:
本試験:10回分
2008年度(平成20年度)~2017年度(平成29年度)


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