第1問 次の問い(A～C)に答えよ。 (配点 20)
C 次の対話において, ①～④の語のうち, ふつう, ほかの三つと比べて, 問1では
強く発音されるものを, 問2では
弱く発音されるものを, 一つずつ選べ。
問1
9
A: Hey, did you buy a new bicycle?
B: Yes. Last week I found
①what I wanted.
A:
②You did?
B: Yes. It's a
③mountain ④bike with large heavy tires.
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は③のmountainです。
問1は「強く」発音される単語を選ぶ問題で、問2は「弱く」発音される単語を選ぶ問題です。本番の試験では、焦って逆のものを選んだりしないように、落ち着いて問題文を読むように気をつけたいですね。
文の中で強く発音する単語は基本的に、不確かな情報を確定する語であったり、未知の情報を新たに伝えたりする語です。
Aはまず、「Bが新しい自転車を購入したかどうか」を質問しています。その質問に対してBは、「はい。先週、私が欲しかった自転車(what)を見つけたんです」と答えています。
「買ったかもしれないし、買わなかったかもしれない」という不確かな情報を、「yes/はい(買いました)」で確定させていますので、「Yes」は強く発音します。
whatは「new bicycle」を言い変えた関係代名詞です。「自転車」は既知の情報ですので、わざわざ強く発音する必要はありません。よって、①のwhatは強く発音しません。Bは、自転車を「買った」という新しい情報に、さらに、その自転車は「欲しかった」ものという新たな情報を加えています。2文目のBの発言では、「欲しかった」を意味するwantedも強く発音します。
3文目のAの発言のdidは、foundの言い換えです。この文は「君は(欲しかった自転車)を見つけたんですか？」という質問と言うよりは、「そうなんだ。君(欲しかった自転車)見つけたんだね」と軽く相づちを打ってる感じですので、②のYouは強く発音されません。
4文目のBの発言は、Bが、購入した自転車が「どういう」自転車なのか、さらに新たな情報をAに伝えています。④のbikeはbicycleの言い変えに近い語で、既知の情報ですので、あえてこの語を強く発音して知らせる必要はありません。
一方、③のmountainは、それ(購入した自転車)は、「電動自転車」でも、「ロード用自転車」でも、「ママチャリ」でもなく、「マウンテン(バイク)」なんだよと、未知の自転車の種類の情報を、Aに伝えようとしていますので、mountainは強く発音します。よって、③のmountainが正解になります。
[問題文の和訳(直訳調)]
A: Hey, did you buy a new bicycle?
やあ、君は新しい自転車を買ったんですか？
B: Yes. Last week I found what I wanted.
はい。先週、私が欲しかったものを見つけたんです。
A: You did?
あなたは(欲しかった自転車を)見つけたのですか？
B: Yes. It's a mountain bike with large heavy tires.
はい。それは大きくて太いタイヤが付いたマウンテンバイクです。
[単語・熟語の意味]
heavy [意味] 太い(この文での意味)