1998年度本試験第2問 A - 問7
文法・語法・熟語問題 (配点 2)

第2問 次の問い(A・B)に答えよ。 (配点 40)

A 次の問い(問1~14)の空欄 ( 10  23 )に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。

問7 It's not only her friends that Mr. Kinoshita is kind to. She helps  16  needs her help.

① those    ② whatever    ③ whoever    ④ whom

正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)

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[正解と解説]
正解は③のwhoeverです。

前半の文は「it is ~ that 」の強調構文の文です。
It's not [only her friends] that Mr. Kinoshita is kind to.

強調構文は、「~」の部分に強調される語句が入ります。強調される語句がthat以下の文の主語や目的語になります。強調される語句が人の場合、thatの代わりにwhoが入ることもあります。

この問7の問題では、 [only her friends] が強調される語句で、[only her friends] は、that以下の文の目的語になっています。that以下の文に以下のようにつながります。

Mr. Kinoshita is kind to [only her friends].
木下さんは彼女の友人たちだけに親切だ。

文全体では「木下さんが親切にしているのは、彼女の友人たちだけではない」という意味になります。

後半の文は「彼女は、彼女の助けを必要とする~を助ける」という意味です。前半の文で、「友人たちだけを助けるのではない」と言っています。

③のwhoeverは、「~する人は誰でも」という意味があり、空欄に入ると「彼女は、彼女の助けを必要とする人は誰でも助ける」という意味なり、前半の文とも意味が合う文になりますので、③のwhoeverが正解になります。

[問題文の和訳(直訳調)]
It's not only her friends that Mr. Kinoshita is kind to.
木下さんが親切にしているのは、彼女の友人たちだけではありません。

She helps whoever needs her help.
彼女は、彼女の助けを必要とする人は誰でも助けます。

[単語・熟語の意味]
it is ~ that [意味] 強調構文。~の部分が強調される語句。that以下の文の主語や目的語になる
kind [意味] (形)親切な、優しい
be kind to (人) [意味] (人)に親切な
whatever [意味] ~するもの(こと)は何でも、何が~しようとも
whoever [意味] ~する(である)人は誰でも、たとえ誰が~でも、誰が~しようとも

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