第1問 次の問い(A~D)に答えよ。 (配点 24)
D 次の会話について, 下の問い(問1~3)に答えよ。
《状況》 Jeffの髪について友達が話し合っている。
A: Have you see Jeff recently?
B: No. Has he changed his hair again ?
A: He sure has. This time, (1)
the trendy guy dyed it.
B: Wow ! It must look really great. What color is it ?
A: You won't believe it. I (2)
can hardly believe it myself.
B: Why ? Is it that diffent ?
A: I'll say ! It's black and white. (3)
He looks like a panda.
問2 下線部(2)と同じように発音されるcanを含む文はどれか。次の①~④のうちから一つ選べ。
7
① He says he can help me with my homework.
② I put the money in the can over there two days ago.
③ Is there a possibility that he can ?
④ Please let me know when you can, if you don't mind ?
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は①です。
選択肢の意味は以下の通りです。
① 彼は、私の宿題を手伝うことができると言っている。
② 私は2日前にあそこの缶の中にお金を入れた。
③ 彼ができるという可能性はありますか?
④ もしあなたが気にしないならば、いつあなたができるか私に知らせてください。
I can hardly believe it myself.
「私は、自分自身でそれを信じることができない」
下線(2)の文は「~できない」と言っていますが、can'tではなくhardlyで否定を表現していますので、canよりもhardlyが強く発音されます。よって、この問2の問題は、選択肢からあまり強く発音されないcanを探す問題ということになります。
②のcanは、「助動詞」の「~できる」という意味のcanではなく、「名詞」の「缶」を意味するcanです。具体的な「どこ」に置いたといたいうことは重要な情報ですので、このcanは強く発音されます。
③は、まず「Is there a possibility / 可能性がある」とあり、その具体的な可能性の内容をthat以下で説明しています。that以下の内容がないと質問として成立しません。、canには特、彼は「どうなる」という伝える必要がある語ですので、強く発音されます。
④のcanは、まず「Please let me know / 私に知らせてください」と言っており、その後に知らせてもらいたい具体的な内容(どのような時に知らせて欲しいか)を示しています。canがないとどのような時か確定できない不十分な内容になってしまいます。canは特に伝える必要がある語ですので、強く発音されます。
①は、彼が「何ができるかの内容」が重要ですので、helpとhomeworkが強く発音されます、canはそれらの語に比べると重要度が低くなりますので、あまり強く発音されません。よって、①が正解になります。
[問題文の和訳(直訳調)]
A: Have you see Jeff recently?
A: あなたは最近ジェフに会いましたか?
B: No. Has he changed his hair again ?
B: いいえ。彼は再び髪を変えていますか?
A: He sure has. This time, the trendy guy dyed it.
A: もちろん、彼は髪を変えています。今度は、そのトレンディー男は髪を染めました。
B: Wow ! It must look really great. What color is it ?
B: うわ。それはとてもすごく見えるに違いない。髪の色は何色ですか?
A: You won't believe it. I can hardly believe it myself.
A: あなたはその色を信じないだろう。私は自分でその色をほとんど信じることができない。
B: Why ? Is it that diffent ?
B: なぜですか?その髪はそんなに独特なのですか?
この文で使われている「that」は代名詞ではなく、「副詞」です。慌てていると、itがあるのにthatがあって、あれ?となってしまうかもしれませんが、このthatは副詞で、「それほど、そんなに」という意味になり、diffentを修飾しています。
A: I'll say ! It's black and white. He looks like a panda.
A: その通りです。その髪は黒と白です。彼はパンダのように見えます。
[単語の意味]
recently [意味] 最近
trendy [意味] 流行の、流行を追いかける
guy [意味] 男、奴
dyed [意味] (動)~を染める、(名)染料
hardly [意味] ほとんど~ない
myself [意味] (Iまたはmeと同格として)私自身
that [意味] (この問題文での意味) (副)それほど、そんなに
different [意味] 異なった、独特の
[コラム]
helpの用法について
人の何かを手伝う場合、選択肢の文のようにhelpを用い、「help + O(人) + with(in) + O」で表す用法があります。また、「to 不定詞」を使って表す場合(「help + O(人) + to 不定詞 + O」)、「to」が省略されることがあります。大学入試の文法問題でも、「to」が省略されて動詞の原形だけの用法が出てくることがあります。また、長文問題の文の中にも出てくることがあります。
I helped (to) wash dishes
私は、皿を洗うことを手伝った。
文法をよく勉強されていて、この「help + 動詞の原形 + O」の用法を知らない場合、逆に、文法をよく知っているだけに、helpという動詞があるのにその直後に動詞の原形が来ていて、この文は文法としておかしい文なのか?と慌ててしまうかもしれませんが、helpの直後に動詞の原形が来たら、この用法があることを思い出して下さい。