第1問 次の問い(A~D)に答えよ。 (配点 24)
C 次の会話について, 下の問い(問1・問2)に答えよ。
《状況》 Johnはお茶を飲もうとしたが, 残っていないことに気づく。
John : Hey, what happened to the tea ? I thought (1)
that there was some left.
Fred : Don't look at me ! I didn't drink any.
John : That's strange. I wonder who drank it then.
Fred : (2)
Why don't you ask Mary ?
問1 下線部(1)と同じように発音されるthatを含む文はどれか。次の①~④のうちから一つ選べ。
5
① That dog of yours is very cute.
② That's my pen, so give it to me.
③ The house that I saw there is lovely.
④ The man lives in that little old town.
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は③です。
(1)のthatは「~ということ」という意味になる従属接続詞です。
①のThatは、直後にdogという名詞があるので、指示形容詞です。②のThatは、文頭にあり、直後がisですので、指示代名詞です。④のthatは、that little old townと続いていることから、townを形容する指示形容詞です。
③の文は、短い文ですが結構難しい構造になっていますね。「The house that I saw there」が主語(主部)です。この文のthereは「そこで」という意味の副詞です。主語(主部)全体は「私がそこで見たその家は」という意味になります。
③のthatは、The houseを先行詞とする関係代名詞です。that以下の節に、先行詞のthe houseを入れると、以下のように入ります。
I saw [the house] there(私はそこでその家を見た)
指示形容詞、指示代名詞は、指示特定する語ですので、強く発音される場合が多いです。一方、従属接続詞と関係代名詞は、前後の節、句をつなぐもので、通常、強く発音されません。よって、(1)のthat同様に強く発音されない③のthatが正解はになります。
thatは代名詞、接続詞、関係代名詞など本当に幅広い意味・用法がありますので、辞書や参考書などで、それぞれの意味・用法の違いを理解しておく必要があると思います。
[問題文の和訳(直訳調)]
John:Hey, what happened to the tea ? I thought that there was some left.
John:ちょっと、そのお茶になにがあった(起きた)のですか?私はいくらか残されていたと思っていました。
Fred:Don't look at me ! I didn't drink any.
Fred:私を見ないで!私は少しも飲みませんでした。
John:That's strange. I wonder who drank it then.
John:それは変です。それでは、誰がそれを飲んだのだろうかと思います。
Fred:Why don't you ask Mary ?
Fred:なぜあなたはメアリーに聞かないのですか?
[単語の意味]
that [意味] (接)~ということ
some [意味] 少し、いくぶん
not ~ any [意味] 少しも、何も、どれも~ない
strange [意味] 奇妙な、不思議な、変な
then [意味] その時、そのころ、それから、そのあとに、それなら、それでは、では