第1問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 20)
B 次の問い(問1・問2)の各文の下線部について, 発音がほかの三つと
異なるものを, それぞれ①~④のうちから一つずつ選べ。
問2
4
① No one would dream of
there being such a marvelous place.
② Once
there lived a beautiful princess in the palace.
③ The man standing over
there is my father.
④
There seems to be no need to worry about that.
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は③です。
各選択肢の意味は以下の通りです。
①誰もそのようなすばらしい場所があると思わないだろう。
②かつてその宮殿に美しい王女が住んでいた。
③向こうに立っている男の人が私の父です。
④それ関して心配する必要性はないように思える。
①、②、④はいずれも、there isまたはそれに準じた形で、「形式的な」主語の役割をしており、強く発音されません。③のthereは場所を表していて、この文で、人物を特定するために場所の情報は重要ですので、③のthereは強く発音されます。よって③のみ強く発音されるため、③が正解になります。
①のNo one would dream of there being such a marvelous place.の文をを分解すると、
1. No one would dream of~(誰も~と思わないでしょう)
2. there being such a marvelous place = there is such a marvelous palace
(そんなすばらしい宮殿がある)
の2つの部分から構成されていて、合わせると「誰もそんなすばらしい宮殿があると思わないでしょう」となります。
③の文も文法がある程度固まってないと、文の構成が見えにくいかもしれません。
The man standing over there is my father.
The man standing over thereまでが主語(主部)です。
( = The man is standing over there「その男の人は向こうに立っています」)
[単語・熟語の意味]
dream of [意味] ~のことを(しようと)思う
marvelous [意味] 驚くべき、不思議な、すばらしい
palace [意味] 宮殿
once [意味] かつて
onceは多義語で、重要な意味が多数あり、大学受験問題でも様々な意味で出てきますので、重要な意味・使い方は、確認しておく必要があると思います。
over there [意味] あそこに、向こうに
there seems to be S [意味] Sがあるように思える
worry about [意味] ~を心配する
worry aboutも文法問題などで出題される大学受験重要熟語です。