第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 38)
A 次の問い(問1~10)の
7 ~
16 に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。
問6 I still can't believe that the young man I
12 at the restaurant was Frankie. He's grown so much.
① should have seen ② saw
③ have seen ④ might see
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は②のsawです。
「believe that ~」で「~であると思う、信じる」という意味になります。still can'tがありますので、「I still can't believe that」で「私は~であると信じることがまだできない」という意味になります。
that以下の節は、「the young man I (12) at the restaurant」までが主部(S)、wasが動詞が(V)、Frankieが補語(C)のSVCの第2文型です。the young manとIの間には、関係代名詞が省略されています。
関係代名詞の先行詞は人(the young man)です。関係代名詞以下の節は、主語となる「I」が既にあります。
選択肢を見ると、空欄には他動詞のsee「~を見る」が入りますので、関係代名詞は、seeの目的語の役割を果たす、目的格の関係代名詞が入ることになります。先行詞は人ですので、人の関係代名詞の目的格であるwhomが入ることになります。
that以下の節の主語になる「the young man (whom) I (12) at the restaurant」は、「私がレストランでseeする若い男性は」という内容になります。この節の本動詞はwasですので、この節は過去形の節ということになります。
①のshould have seenは、「助動詞 + have + 過去分詞」の用法で、「~すべきだったのに、おそらく~したはずだ、~だったはずだ」という意味になります。「助動詞 + have + 過去分詞」の用法は、過去に行われたことに対しての「現時点での話し手の判断」を表します。
「現時点での」話し手の判断ということですので、現在形です。この節は過去形ですので、時制が合わず、文法的におかしくなってしまいますので、選択から外れます。
「should + have + 過去分詞」など「助動詞 + have + 過去分詞」の用法について、
「助動詞 + have + 過去分詞」の種類と意味の解説ページに、ごく簡単にですがまとめてありますので、よかったらご覧になって下さい。
③のhave seenは現在完了形です。視点は現在で、「現在」を含んだことを表す表現ですので、①と同様に、時制が合わず、選択から外れます。
④のmight seeのmightはmayの過去形ですが、通常、mayと同じような意味で、mayよりも控えめな表現として、現在のことを表す表現として用いられます。よって、④のmight seeのmightも、時制が合わず、選択から外れます。
先に述べたように、that以下の節は過去形ですので、過去形である②のsawが空欄に入ると、文法的にも適切で、節全体で「私がレストランで見た若い男性はフランキーだった」という意味になり、文意も適切ですので、②のsawが正解になります。
[問題文の和訳(直訳調)]
I still can't believe that the young man I saw at the restaurant was Frankie. He's grown so much.
私は、私がそのレストランで見た若い男性がフランキーだったことを信じることがまだできません。彼はとても成長しました。
[単語・熟語の意味]
believe [意味] ~を信じる、信用する
believe that ~ [意味] ~であると思う、信じる
grow [意味] (自)育つ、成長する、生える、発達する、(他)育てる、栽培する
grown [意味] 成長した