第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 38)
A 次の問い(問1~10)の
7 ~
16 に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。
問9 Getting used to a foreign culture is a
15 that takes some time.
① career ② characteristic ③ policy ④ process
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は④のprocessです。
各選択肢の単語の意味は以下の通りです。
① career [意味] 経歴、キャリア、生涯、経路
② characteristic [意味] (名)特性、特質、特徴、(形)特有の、独特の、特徴のある
③ policy [意味] 政策、方針、手段、方法、やり方
④ process [意味] 過程、プロセス、経過、方法、手段
この問題文のusedは、「~を使った」という過去形の意味ではなく、「慣れている」という形容詞の意味で使われています。また、get used toで「~に慣れる」という意味の熟語になります。
「Getting used to a foreign culture」までが主語で、「外国の文化に慣れることは」という意味になります。次の「is」がこの文の動詞で、不定冠詞の「a」の後に空欄があります。空欄の前に冠詞があることから、各選択肢は名詞として用いられることがわかると思います。
空欄の後にthatがあり、名詞がなく、いきなり動詞の「takes」が来ています。このことから、このthatは、接続詞ではなく、関係代名詞のthatであることがわかります。そして、関係代名詞thatの先行詞が、空欄に入る名詞です。
「takes」の前に名詞がないことから、関係代名詞のthatは、主格として、that以下の節の主語の役割をしていることがわかります。「that takes some time」で、「相当な時間がかる~(~は相当な時間がかる)」という意味になります。
文全体では、「外国の文化に慣れることは、相当時間のかかる~だ」という意味になります。各選択肢の意味で、この「~」に当てはまるものを考えると、④のprocess「過程、プロセス」ですと、「外国の文化に慣れることは、相当時間のかかる過程(プロセス)だ」となり、文意に合いますので、④のprocessになります。
問題文の「some」が「いくらか、多少」ではなく、「かなり、相当な」という意味なのは、外国文化に慣れることは、一長一短でできることはなく、かなりの時間を要することですので、「かなり、相当な」の方が適切だからです。
[問題文の和訳(直訳調)]
Getting used to a foreign culture is a that takes some time.
外国の文化に慣れることは、相当時間のかかる過程(プロセス)です。
[単語・熟語の意味]
used [意味] 慣れている
get used to [意味] ~に慣れる
foreign [意味] 外国の
culture [意味] 文化
some [意味] かなり、相当な