2005年度本試験第2問 A - 問6
文法・語法・熟語問題 (配点 2点)

第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 38)

A 次の問い(問1~10)の  7  16  に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。

問6 The government's decision was to  12  taxes.

① rise          ② have been rising
③ raise         ④ be raising


正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)

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[正解と解説]
正解は③のraiseです。

選択肢に「rise」と「raise」があります。「rise」は自動詞で「上がる」、「raise」は他動詞で「~を上げる」という意味があります。空欄の後に名詞のtaxes「税金、税、租税」がありますので、空欄に入る動詞は、目的語を取ることができる他動詞である必要があります。よって、自動詞の①のriseと②のhave been risingは、選択から外れます。

空欄の前は「was to」と、「be to」の形になっています。be動詞の後に前置詞が来ていることに違和感を感じる人もいるかもしれませんが、「be to do」で、「~することになっている、する予定だ、~すべきだ、(通常否定文・疑問文で)~できる」などの意味になります。

③のraiseが空欄に入ると、「was to raise taxes」となります。「政府の決定」、「税金」などの単語があることを踏まえ、ここでは「be to do」を「~する予定だ」という意味で用いると、「税金を上げる予定だった」という意味になります。

文全体では、「政府の決定では、税金を上げる予定だった」という意味なり、文法的にも文意的にも適切ですので、③のraiseが正解になります。

「rise」と「raise」の以外にも、「sit」と「seat」や「lie」と「lay」など、同じ意味の自動詞と他動詞を使い分ける問題は、よく見かけると思います。一度そのような動詞をまとめて確認しておくとよいと思います。

[問題文の和訳(直訳調)]
The government's decision was to raise taxes.
政府の決定では、税金を上げる予定でした。

[単語・熟語の意味]
government [意味] 政府、政権、政治、行政
decision [意味] 決定、結論、決断
be + to do [意味] ~することになっている、する予定だ、~すべきだ、(通常否定文・疑問文で)~できる
tax [意味] 税金、税、租税
rise [意味] (自)上がる、昇る、出る、起き上がる、昇進する
raise [意味] ~を上げる、起こす、育てる、昇進させる

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