2005年度本試験第2問 A - 問7
文法・語法・熟語問題 (配点 2点)

第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 38)

A 次の問い(問1~10)の  7  16  に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。

問7 English tea, drunk all over the world,  13  made from the same plant as Japanese tea.

① and     ② has     ③ which     ④ is


正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)

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[正解と解説]
正解は④のisです。

コンマ(,)で囲まれている「drunk all over the world」は挿入で、主語を修飾・説明しています。文頭に名詞があり、その直後にコンマで囲まれた部分があった場合、そのコンマで囲まれた部分は、挿入の場合が多いです。

「English tea, drunk all over the world,」で「英国茶(紅茶)は、世界中で飲まれており」や「世界中で飲まれている英国茶(紅茶)は」などの訳し方になります。

from以降の「the same plant as Japanese tea」の「the same ~ as ・・・」は「・・・と同じ~、・・・のような~」という意味になります。「the same plant as Japanese tea」では、「日本茶と同じ植物」という意味になります。

made fromは「be made from ~」の形ですね。大学受験英語ではおなじみの文法事項に、「be made from ~」と「be made of ~」の意味の違いがありますね。

どちらも「~で(から)作られている」という意味になりますが、通常、「be made from ~」は材料の形が「変わっている」場合に用いられ、「be made of ~」は材料の形が「変わっていない」場合に用いられます。

④のisが空欄に入ると、「英国茶は、世界中で飲まれており、日本茶と同じ植物から作られている」という意味になり、文意に合いますので、④のisが正解になります。

挿入の部分を正しく理解できていないと、①のandを正解に検討したくなるかもしれません。makeは、自動詞に「作る、作られる」という意味はありません。「作る、作られる」の意味ではないと、適切な文意になりませんので、②のhasは選択から外れます。

[問題文の和訳(直訳調)]
English tea, drunk all over the world, is made from the same plant as Japanese tea.
英国茶(紅茶)は、世界中で飲まれており、日本茶と同じ植物から作られています。
世界中で飲まれている英国茶(紅茶)は、日本茶と同じ植物から作られています。

[単語・熟語の意味]
English tea [意味] 英国茶
all over [意味] ~の至る所で
all over the world [意味] 世界中で
be made from ~ [意味] (材料の形が変わっている)~で(から)作られている
be made of ~ [意味] (材料の形が変わらず)~で(から)作られている
the same ~ as ・・・ [意味] ・・・と同じ~、・・・のような~
plant [意味] 植物、草、作物
Japanese tea [意味] 日本茶

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