第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 44)
B 次の問い(問1~3)において, それぞれ下の①~⑥の語句を並べかえて空所を補い, 最も適当な文を完成させよ。解答は
18 ~
23 に入れるものの番号のみを答えよ。
問1 Stuart: Did you watch that DVD I lent you last month?
Elizabeth: Oh, I'm sorry. Not yet. Tell
18
19 .
① back ② it ③ me
④ need ⑤ when ⑥ you
正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)
[正解と解説]
正解は、空欄18は⑤のwhen、空欄19は②のitです。
Stuartは「あなたは私が先月あなたに貸したあのDVDを見ましたか?」と、Elizabethに聞いています。
この文は、「that DVD」と「I」の間に、「that DVD」を先行詞とする関係代名詞which(that)が省略されています。
Did you watch that DVD [which] I lent you last month?
この文を分解すると、
Did you watch that DVD
I lent you [that DVD(=which)] last month
となり、省略されている関係代名詞whichは、lentの目的語の働きをしています。
Elizabethは質問に対して、「ああ、ごめんなさい。まだ見てないです」と答えます。Stuartは先月貸したと言っていますので、Elizabethは1ヶ月くらい借りっぱなしだったんでしょうね。
空所に語句を入れる最後の文は、文頭にTellがあります。tellは自動詞で「話す、言う」という意味もありますが、tellにつなげるような前置詞が、選択肢の中にありませんので、ここは普通に考えて、「tell me」になることが予想できます。
「tell me ~」という表現は英会話などでよく見かける表現ですよね。
「tell me」の後何が来るかを考えると、選択肢に接続詞のwhen、動詞のneed、人称代名詞の目的格のmeなどがあることから、「~の時に」という意味の接続詞whenから始まる節、が後ろに続いていることが予想できます。
Elizabethは、DVDをStuartから長いことと借りたままにしていますので、「tell me when you need it back」となると、「あなたがそれが返される必要がある時には(それを返す必要がある時には)言ってね」という意味となり、DVDを長いことと借りたままにしていたことに対する謝罪の後に続く発言として適切ですので、正解は、空欄18は⑤のwhen、空欄19は②のitになります。
Tell ③me ⑤
when ⑥you ④need ②
it ①back
「tell me when you need 」までは結構すんなりわかった人が多いのではないかと思います。その後、「need back it」にしてしまったり、「need back it」なのか「need it back」なのか悩んでしまった人がいると思います。
動詞のneedは、自動詞の意味もありますが、通常は、歌の歌詞で「I need you」などのフレーズをよく聴くように、他動詞として用いられます。よって、itがneedの目的語となり、「need it」で「それを必要とする」という意味になります。
backはitを修飾する補語で、「it + back」で「それが返される(ようになること)」という意味になります。「それが返されるようになることを必要とする=それを返す必要がある」となります。
[問題文の和訳(直訳調)]
Stuart: Did you watch that DVD I lent you last month?
Stuart: あなたは私が先月あなたに貸したあのDVDを見た?
Elizabeth: Oh, I'm sorry. Not yet. Tell me when you need it back.
Elizabeth: ああ、ごめんなさい。まだ見てないです。あなたがそれが返される(それを返す)必要がある時には言ってね。
[単語の意味]
lend + O(人) + O(物など) [意味] ~(人)に~(物など)を貸す
oh [意味] おお、ああ、おや
tell [意味] ~に言う、話す
tell + O + that節/wh節 [意味] ~だと言う、話す
need [意味] ~を必要とする
back [意味] (形)戻ってきた、返された、帰って来た