2017年度本試験第2問 A - 問5
文法・語法・熟語問題 (配点 2点)

第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 44)

A 次の問い(問1~10)の  8  17  に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。ただし,  15  17 については, ( A )と( B )に入れるのに最も適当な組合せを選べ。

問5  12  as the leading actor in the film, Ramesh soon became a star.

① Choosing              ② Having been chosen
③ Having chosen          ④ To choose


正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)


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[正解と解説]
正解は②のHaving been chosenです。

この問題は分詞構文の知識を問う問題です。分詞構文は、副詞節のように主文を修飾する副詞句です。「時(when)」、「原因・理由(becaus/since/as)」、「条件(if)」などを表して、主文を修飾します。

通常分詞構文の主語は、主文の主語と一緒です。副詞節との書き換えが可能で、分詞構文を理解しているかどうか問うために、書き換え問題としても出題されやすいです。

まず、後半の節から見ていきます。「ラメシュはまもなくスターになった」という意味になる過去形の文です。

次に、前半の文を見ていきます。leading actorは「主演男優(俳優)」、filmは「映画」という意味です。空欄以外の部分は「その映画で主演俳優として」という意味になります。

④のTo chooseが空欄に入ると、「主演俳優として選ぶために」となり、文脈に合いませんので、選択から外れます。

分詞構文の主語は、主文の主語と一緒ですので、Rameshになります。①のChoosingと③のHaving chosenを空欄に入れた場合、副詞節に書き換えると、以下のようになります。

① Because Ramesh chose as the leading actor
③ Because Ramesh had chosen as the leading actor

「ラメシュが選ぶ」ことになり、意味的におかしくなってしまいますので、選択から外れます。

②のHaving been chosenを空欄に入れた場合、副詞節に書き換えると、「Because Ramesh had been chosen as the leading actor」となります。

「ラメシュはその映画で主演俳優として選ばれたので」という受動態の意味になり、文脈に合いますので、②のHaving been chosenが正解になります。

この問題文のように分詞構文が「現在完了形」になっている場合、副詞節に書き換えると「過去完了形」になり、主文より以前のことを表します。

[問題文の和訳(直訳調)]
Having been chosen as the leading actor in the film, Ramesh soon became a star.
ラメシュはその映画で主演俳優として選ばれたので、まもなくスターになった。

[単語・熟語の意味]
leading [意味] 主な、主要な、一流の、主演の
actor [意味] 俳優、男優、役者
leading actor [意味] 主演男優(俳優)
film [意味] 映画、フィルム、薄膜
Ramesh [意味] (人の名前)ラメシュ、ラメッシュ
soon [意味] まもなく、近いうちに
star [意味] 星、人気者、スター
choose [意味] ~を選ぶ、選択する

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