2017年度本試験第2問 A - 問8
文法・語法・熟語問題 (配点 2点)

第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 44)

A 次の問い(問1~10)の  8  17  に入れるのに最も適当なものを, それぞれ下の①~④のうちから一つずつ選べ。ただし,  15  17 については, ( A )と( B )に入れるのに最も適当な組合せを選べ。

問8 He ( A ) his umbrella ( B ) in the door by accident when he boarded the rush hour train.  15 

① A:got   B:caught     ② A:got   B:to catch
③ A:made  B:caught     ④ A:made  B:to catch


正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)


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[正解と解説]
正解は①です。

when以下の後半の節から見ていきます。boardは名詞として「板」などの意味もありますが、この文では過去形の「boarded」となっていることから、動詞のboardです。「~に乗り込む、乗る」などの意味があります。

「rush hour」は、日本語でも使われている「ラッシュアワー」などの意味です。節全体で「彼がラッシュアワーの列車に乗った時」という意味になります。

次に前半の節を見ていきます。「by accident」はおなじみの重要熟語で、「偶然に」という意味です。「by chance」も同じ意味になります。

選択肢に「made(make)」があります。makeが「~を作る」の意味でセンター試験の文法・語法問題で出題されることはまずありませんので、makeを文法・語法問題で見かけた場合、使役に関連する用法か熟語の可能性が高いです。この問題の選択肢には「got(get)」もあることから、使役に関連する用法の問題ではないかと推測します。

makeは「make + O(人/物/事) + 動詞の原形」で、「O(人/物/事)に~にさせる、するようにさせる(強制)」という使役の意味になります。

また、「make + O(人/物/事) + 過去分詞」で、「O(人/物/事)を~にする」という意味もあります。選択肢Bには動詞の原形がなく、選択肢Bを過去分詞にした場合「make his umbrella caught」、「傘を挟まれるようにした」となり、意味的におかしくなりますので、Aのmadeは選択から外れます。

getは「get + O + 過去分詞」で、「Oが~される、してしまう」という意味になる用法があります。①のA:got、B:caughtが空欄に入り、「got his umbrella caught in the door」になると、「ドアに彼の傘が挟まれまた」という意味になり、文脈に合いますので、①が正解になります。

[問題文の和訳(直訳調)]
He got his umbrella caught in the door by accident when he boarded the rush hour train.
彼がラッシュアワーの列車に乗った時、彼は偶然ドアに彼の傘が挟まれました。

[単語・熟語の意味]
by accident [意味] 偶然に、たまたま
board [意味] (他)~に乗り込む、乗る、~を下宿させる、(自)乗り込む、下宿付きで下宿する
board [意味] (名)板、会議、取締役会
rush hour [意味] ラッシュアワー、混雑時間
catch [意味] ~を捕まえる、つかむ、~に間に合う、かかる、挟む

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