2017年度追試験第2問 B - 問2
語句整序英作文・文並べ替え問題(配点4)

第2問 次の問い(A~C)に答えよ。 (配点 44)

B 次の問い(問1~3)において, それぞれ下の①~⑥の語句を並べかえて空所を補い, 最も適当な文を完成させよ。解答は  18  23  に入れるものの番号のみを答えよ。

問2
Son: I'm worried that I'm going to get a bad grade in history.

Father: Well, be sure to hand in all your assignments.
Other than that,        20            
  21      .

   ① can         ② do         ③ else
   ④ nothing       ⑤ there's      ⑥ you


正解と解説はこの下にあります。
(このページが表示された際、正解まで一緒に見えてしまわないように、正解と解説を少しページの下にずらして書いています)


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[正解と解説]
正解は、空欄20は④のnothing、空欄21は①のcanです。

この問題は、父親と息子の会話ですね。まず、息子の発言から見ていきます。「I'm worried that ~」と言っていますので、息子はthat以下のことを心配しているようですね。

that以下の節のgradeは、「学年、等級、階級」などの意味もありますが、ここでは、文脈から考えて、「成績、評価」意味で用いられているようです。gradeは多義語で、それぞれよく使われる意味ですので、それぞれの意味と使い方を確認しておきたい語だと思います。

「get a good grade in 科目」で「~でよい成績を取る」、「get a bad(poor) grade in 科目」で「~で悪い成績を取る」という意味になる表現です。goodやbad(poor)部分には、評価の度合いを表す別の形容詞も入ります。

「a + 形容詞 + grade」の不定冠詞の「a」や「in 科目」の「in」は、知識の確認のために問いやすい語ですので、注意して覚えておいた方がよいと思います。

「to get a bad grade in history」で、「歴史で悪い成績(評価)を取ること」という意味になります。これが現在進行形の「I'm going to」に付いていますので、that以下の節は「悪い成績(評価)を取りそうであること」という意味になります。息子の発言全体では「僕は歴史で悪い成績を取りそうで心配している」という意味です。

次に、父親の発言を見ていきます。「be sure to」は、「be sure to do」で「きっと~する、必ず~する」、「hand in」は「~を提出する、差し出す、手渡す」、「assignment」は「宿題、課題、任務」という意味です。

父親の前半の文には、主語がありませんので命令文となり、「では、全ての課題を必ず提出しなさい」という意味になります。

後半の文の「other than」は、通常、前置詞や接続詞として否定文で用いられ、「~以外に(は)、~とは別に」という意味になります。続く「that」は、文脈から考えて、直前の文全体を示していると考えられます。よって、「Other than that」は「それ(全ての課題を必ず提出すること)以外には」という意味になります。

ここまでの会話の内容を整理すると、息子が「歴史で悪い点を取りそう」と言ったことに対し、父親が「全ての課題を必ず提出しなさい」と言っています。父親は息子に、悪い点を取るのを回避するために、まず、できることをしなさいと言っている内容ですね。この内容を踏まえて、空欄の並べ替えを考えていきます。

②のyou、④のdo、⑤のcanがあります。これは「you can do」の並びになって、「あなたは~できる」となりそうですね。

①のelseは、形容詞として用いられる場合、「不定代名詞」や「疑問代名詞」の後ろに付き、「その他の、別の、それ以外の」という意味になります。

④のnothingが「不定代名詞」ですので、「nothing else」とします。残っている選択肢は、⑥のthere'sです。「nothing else」の前に置いて、「there's nothing else」とすると、「そのほかに何もない」という意味になります。

「you can do」の目的語となる名詞は、「nothing」しかありません。「nothing else」は、関係代名詞の先行詞で、「you can do」の目的語となっていると捉えて以下のように並べると、

there's nothing else [which] you can do.

「君ができることはそのほかに何もない」という意味になり、父親の発言は「とにかく課題を全て提出する、悪い評価にならないためには、ほかにできること何もないよ」という意味合いになり、2人の会話の文脈に合います。

よって、正解は空欄20は④のnothing、空欄21は①のcanとなります。

⑤there's ④nothing ③else ⑥you ①can ②do.

[問題文の和訳(直訳調)]

Son: I'm worried that I'm going to get a bad grade in history.
Son: 僕は歴史(の科目)で悪い成績(評価)を取りそうであることを心配しています。

Father: Well, be sure to hand in all your assignments. Other than that, there's nothing else you can do.
Father: では、全ての課題(宿題)を必ず提出しなさい。それ以外には、あなたができることはそのほかに何もありません。

[単語の意味]
grade [意味] 成績、評価、学年、階級、等級
history [意味] 歴史、歴史学
be sure to do [意味] きっと~する、必ず~する
hand in [意味] ~を提出する、差し出す、手渡す
assignment [意味] 宿題、課題、任務、割り当て、指定
other than [意味] (通常は否定文で)~以外に(は)、~とは別に
else [意味] その他の、そのほかの、別の、それ以外の

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