センター英語筆記試験の各年度の過去問題を詳しく解説していきます。英語が苦手な人にも、苦手意識が少しでもなくなってもらえるように、できるだけ詳しく丁寧な解説を心がけていきたいと思います。
「need + to do」と 「need + doing」の意味の違い |
[「need + to do」と「need + doing」の意味の違い]
needの後に「to do」が付いた場合と、「doing」が付いた場合では、明確な意味の違いがあります。そのため、知識を問いやすく、大学入試の問題でも出題されやすく、この2つの意味の違いは、覚えておきたい知識だと思います。
「need + to do」は、「動詞 + to do」の形の普通の訳になりますが、問題は「need + doing」です。「~される必要がある」と、「doing」の部分が受動態のような意味になります。「need + doing」は、「need + to do」と対で問題として出題されるだけでなく、「need + doing」単独で、和訳や英訳などでも出題されやすい知識です。
また、「need + doing」は、「need + to be 過去分詞」と同じような意味になり、書き換えることができますので、「need + doing」と「need + to be 過去分詞」の書き換え問題としても、出題されやすいと思います。
needに「to do」と「doing」が付いた場合のそれぞれの意味は、以下の通りになります。
・ need + to do [意味] ~をする必要がある
[例文] I need to wash the dishes.
[意味] 私はその食器を洗う必要がある。
・ need+ doing [意味] ~される必要がある、~の必要がある
needに続く動名詞が、受動態のような意味になりますので、注意が必要です。
「need + doing」は「need + to be 過去分詞」と同じような意味なります。
[例文] The dishes need washing. = The dishes need to be washed.
[意味] その食器は洗われる必要がある。